エックスサーバーvsさくらvsロリポップ、徹底比較
エックスサーバーとさくらのレンタルサーバとロリポップの速度やスペック、特徴を徹底比較します。
速度比較
わんどのweb「低価格レンタルサーバーの速度比較」では7社のレンタルサーバーを比較しています。このサイトでは、他のサイトとは違い、時間帯別に計測していることが特徴です。
レンタルサーバー (プラン) |
平日夕方計測 | 土曜昼計測 | 土曜夜計測 |
---|---|---|---|
エックスサーバー (X10) |
2,774.8ms | 2,625.0ms | 3,965.6ms |
ファイアバード | 2,565.2ms | 3,109.6ms | 3,165.4ms |
さくら (スタンダード) |
3,778ms | 3,300.6ms | 3,828.2ms |
ロリポップ! (ライト) |
(計測せず) | 2,853.0ms | 3,184.4ms |
コアサーバー (CORE-B) |
(計測せず) | 4,953.2ms | 5,587.6ms |
fc2 | 14,100ms | 9,806.2ms | (計測できず) |
iCLUSTA | 14,247ms | 13,650ms | 14,959.4ms |
ローカル(参考値) | 46.8ms | 71.8ms | 62.6ms |
(上の表は横にスクロールできます)
(値が小さいほど高速)
速度が一番良い結果の時を見ると、エックスサーバー>ロリポップ>さくらという順番になりました。特にさくらだけが、他の2社に比べて非常に遅いことがわかります。
これは、人気レンタルサーバーの速度比較とウラ事情でも紹介しましたが、さくらはPHPやMySQLの処理速度が遅いためです。よって、WordPressなどのPHPやMySQLを使うCMSを使う場合はエックスサーバーとロリポップがオススメです。
しかし、アクセスが集中する夜間では順位は変化し、ロリポップ>さくら>エックスサーバーという順番になり、エックスサーバーが一番遅い結果となりました。
理由は収容人数が多いためです。エックスサーバーの公式ホームページでは「1台のサーバーに収容されるユーザ数を一定数に制限する」と掲載されていますが、評判のエックスサーバー(XServer)のサーバー収容人数はどれくらい?によると、実際には1サーバーに170人収容されています。
また、エックスサーバー「X10」プランの場合、マルチドメインは無制限、MySQLは50個のため、ヘビーユーザーが多いことが速度低下の原因です。
一方で、表には出ていませんが、HTML・CSS・JavaScriptだけでサイトを運営している場合は、エックスサーバーやさくら、ロリポップのどれを使ってもほとんど同じ速度です。
よって、WordPressを使う際は、高速性を求めるならエックスサーバー、安定性を求めるならロリポップがオススメです。また、HTMLサイトで速度の高速性と安定性を求めるならさくらがオススメです。
主要スペックの比較
エックスサーバーの「X10」プランと、さくらのレンタルサーバの「スタンダード」プランとロリポップの「ライト」プランの主要部分を比較します。
エックスサーバー (X10) |
さくら (スタンダード) |
ロリポップ (ライト) |
|
---|---|---|---|
初期費用 | ¥3,000 | ¥1,029 | ¥1,500 |
月額料金 (1年プラン契約時) |
¥1,000 | ¥429 | ¥250 |
ディスク容量 | 200GB (SSD RAID10) |
100GB | 50GB |
転送量制限 | 70GB/日 | 80GB/日 | 60GB/日 |
マルチドメイン | 無制限 | 20 | 50 |
CPU | Xeon E5-2630v3 ×2 (8コア/16スレッド) |
Xeon E312xx (4コア/4スレッド) |
6コア12スレッドCPU×2 |
メモリ | 192GB | 18GB | 10GB |
収容人数 | 170人程度 | 120人程度 | 不明 |
電話サポート | ○ | ○ | × |
メールサポート | ○ | ○ | ○ |
MySQL5 | 50個 | 20個 | 1個 |
(エックスサーバーとロリポップの価格は税抜き)
主要スペックを見る限り、スペックは月額料金にほとんど比例しており、エックスサーバー>さくら>ロリポップという順番になります。
ロリポップの「ライト」プランは、MySQLが1個だけなのでヘビーユーザーには向いていません。
エックスサーバーの特徴・メリット・デメリット
特徴
エックスサーバーは高速性とサポートを両立させ、利用者を増やしているレンタルサーバーです。
メリット
- 転送量が多い
- マルチドメインとメールアドレスが無制限
- 利用者が多いので、ネット上にマニュアルが豊富にある
- サポートが良い
デメリット
- アクセスが増えるとすぐにリソース制限がかけられる
- 収容人数が多いため、夜間などのアクセスが集中する時間帯は、サーバー速度が遅くなる
- 最安プランでも月額1000円(税別)のため、初心者には手が出しにくい
(エックスサーバーの特徴・メリット・デメリットについてはエックスサーバー 特徴・評判で詳しく紹介します。)
さくらのレンタルサーバの特徴・メリット・デメリット
特徴
さくらのレンタルサーバは国内最大級244Gbpsのバックボーン回線を有し、サポートとコストパフォーマンスを両立したレンタルサーバーです。様々なアフィリエイトサイトのサーバーを調べるとさくらインターネットの利用者がNo.1でした。
メリット
- サーバーが安定している
- 電話サポートがある
- 転送量が多く、アクセスが集中した際は転送量を通常の3倍に増やせる
- 利用者が多いので、ネット上にマニュアルが豊富にある
デメリット
- 上位プランへ変更する際には、アカウントを取り直す必要がある
- WordPressなどのPHPやMySQLを用いるものは速度が遅い
(さくらのレンタルサーバの特徴・メリット・デメリットについてはさくらのレンタルサーバ 特徴・評判で詳しく紹介します。)
ロリポップの特徴・メリット・デメリット
特徴
ロリポップはマニュアルが豊富で管理画面も使いやすいことから、アフィリエイト初心者に人気のレンタルサーバーです。
メリット
- マニュアルが充実している
- 管理画面が使いやすい
デメリット
- インデックス化が遅い
(ロリポップの特徴・メリット・デメリットについてはロリポップ 特徴・評判で詳しく紹介します。)
注意
※上記の情報は2018年1月時点のものです。最新のサービス内容とは異なる場合がございます。ご契約の際は、サービス内容の最終確認を公式サイト「エックスサーバー」「さくらのレンタルサーバ」「ロリポップ!」にてご確認下さい。